キャリアクライシスと転職活動について

近ごろ仕事が変わるときに起こるキャリアクライシスが課題となっています。本来キャリアアップとは経験と連動するものです。ずっと働いていていれば自然とキャリアアップができたのが、終身雇用制度が一般的だったころです。以前転職ブームのころは、転職をすればキャリアが上がるという時代でした。近年は転職をしてもキャリアアップできるとは限りません。逆に仕事のキャリアが、転職によって低下する危険性もあります。思ったよりキャリアがアップしないことをキャラクライシスといいます。はるかに大きいといわれているのが、転職をしないリスクより転職をするリスクだというのが最近の意見です。とくに転職についてきちんと考えなければ、キャリアクライシスに陥ってしまうことがあるので要注意です。どんな人でも仕事をやめたいと思うことはあるとはいえ、一度そこでしっかりと考えることが重要です。あまりきちんと検討せずに転職をするという方法は、キャリアクライシスにかならず陥るでしょう。特に30代後半になると、転職の最終チャンスという考え方から、滑りこみ転職をしたいという発想を持ちがちです。キャリアをリセットすることと仕事をすることはイコールではないのです。自分の仕事のキャリアについて、もう一度慎重に考えてけっして雰囲気に流された転職をしないように心がけましょう。